一般財団法人環境イノベーション情報機構
日米首脳会談の結果 気候変動問題は「日米ハイレベル協議」で検討
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.07.02 【情報源】首相官邸/2001.06.30 発表
2001年6月30日、小泉首相はジョージ・W・ブッシュ大統領との初の日米首脳会談に臨んだ。今回の会談では、両首脳が日米関係の重要性を確認し、また、両首脳の間の個人的な信頼関係の構築が重要であるという点で意見が一致し、具体的な議題としては、日米安全保障、沖縄の米軍基地の問題、ミサイル防衛、日米経済、貿易、京都議定書への参加問題を含む環境問題、二国間関係と地球規模の問題の双方について意見交換が行われた。
なお会談後、「安全と繁栄のためのパートナーシップ」と「成長のためのパートナーシップ」の2つの文書が発表された。このうち、「安全と繁栄のためのパートナーシップ」では、地球温暖化問題に言及しており、「両首脳は、気候変動が地球的規模でのアプローチを必要とする緊急の地球的規模の問題であることを認識」しているとの姿勢を示した。
また、小泉総理が、「京都議定書の重要性を指摘」し、ブッシュ大統領は、 日米が「気候変動に対する共通の行動をとる分野を探求するため、日米政府間ハイレベル協議を早急に開始するとの総理の提案を歓迎」したとの文言が盛り込まれている。【首相官邸】