一般財団法人環境イノベーション情報機構
気候変動に関する非公式閣僚会合 昨年のハーグ会議時より合意困難に
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.07.02 【情報源】環境省/2001.06.29 発表
2001年6月26日から28日にかけて、オランダ・ハーグ市内でプロンクCOP6議長の主催により、気候変動に関する非公式閣僚会合が開催された。今回の会合は、7月のCOP6再開会合の準備会合として、6月11日に発表された議長統合テキストをベースにしながら、各国が実質的な交渉事項について意見交換を行った。
しかし、今回の会合では、途上国と先進国の間の意見の相違が表面化し、昨年11月に決裂したハーグ会合の時点より更に、各国の合意が困難な状況であることが明らかとなった。このため、COP6再開会合では部分合意を目指し、残された事項はCOP7以降において合意を図るべきとの発言もみられた。
なお、日本は、「2002年までの京都議定書の発効を目指す」としながらも、「最大の温室効果ガス排出国である米国の参加が極めて重要であり、米国が京都議定書の発効に向けた交渉に建設的に参加するよう強く期待する」との立場を表明した。【環境省】