一般財団法人環境イノベーション情報機構
メタン回収・利用促進のための国際協力活動が開始へ
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.11.19 【情報源】環境省/2004.11.19 発表
2004年11月16日に米国ワシントンDCで、「メタン市場化パートナーシップ会合」が日本、中国、ロシア、英国、米国など計14か国の参加のもとに開催された。「メタン市場化パートナーシップ」は温室効果ガスであるメタンの回収・利用を進める国際協力活動のための組織で、自主的で法的拘束力のない活動を想定している。
今回の会合の成果としては、国際協力体制の枠組みを決めた「実施要領」が合意され、(1)活動を5年間継続すること、(2) パートナーシップの意思決定機関として「推進委員会」を設置し、その下に事務的な連絡調整機関として運営支援グループと分科会を設置するなどの組織体制、(3)メタン回収・利用を阻害する法律、規制、財政、制度、技術面の課題分析、排出量の推計改善などの活動事項−−が決まった。
なお「推進委員会」の下に設置される分科会は、炭坑、廃棄物埋立地、石油・ガスシステムの3分野で、今後この3分野を中心に具体的な協力プロジェクトも進められる見込みだ。【環境省】