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環境ニュース[国内]

16年6月〜9月の原子力発電施設トラブル10件を国際評価尺度に基づき評価

エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.11.12 【情報源】原子力安全・保安院/2004.11.11 発表

 2004年11月9日に開催された、総合資源エネルギー調査会のINES(原子力施設のトラブルに対する国際評価尺度)評価小委員会で、04年6月から9月までに経済産業省所管の原子力施設で発生したトラブル10件(注1)についてINESによる評価が実施された。
 日本原子力発電(株)敦賀1号機で04年6月8日に発生したタービン加減弁の急速閉による原子炉自動停止が「レベル0+(安全に影響を与えうる事象)」、6月21日に核燃料サイクル開発機構東海事業所再処理施設で発生した分析廃液配管接続部からの放射性物質の漏えいが「レベル0(安全上重要ではない事象)」とされたほか、関西電力(株)大飯1号機で6月10日に発生した燃料取替用水タンクの変形、同機で7月5日に確認された2次系主給水配管の減肉、7月16日に発生した燃料取替用水タンクの水のにじみなど計8件は「レベル0−(安全に影響を与えない事象)」とされた。
 INESは国際原子力機関(IAEA)と経済協力開発機構原子力機関(OECD/NEA)が1992年3月に策定した原子力施設の事故・故障の世界共通の評価指標。日本では92年8月から運用されている。

(注1)04年8月9日に美浜3号機で発生した配管破損事故は今回の評価に含まれていない。【原子力安全・保安院】

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