一般財団法人環境イノベーション情報機構
CFC管理は冷媒と発泡の2分野を中心に 「CFC管理戦略等検討会」の報告書公表
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2001.06.26 【情報源】環境省/2001.06.26 発表
環境省では、1999年のモントリール議定書第11回締約国会合で、先進各国が「CFC(クロロフルオロカーボン)管理戦略」を策定し、2001年7月末までにUNEPに提出すべきと決定されたことを受けて、「CFC管理戦略等検討会」を設置し、CFC管理のあり方について検討を行ってきたが、このたび同検討会における報告書が取りまとめられた。この報告書は、日本での「国家CFC管理戦略」を取りまとめるに先立ち、環境保全の観点から、CFCを中心に、その代替物質であるHCFC、HFCまで視野に入れ、今後の望ましい管理のあり方について取りまとめたもの。
内容としては冷媒、発泡、洗浄、エアゾールなどの分野ごとに、管理の現状とこれまでの取組を整理した。また、今後CFCの管理を進めていく上で、中心となる分野は冷媒と発泡の2分野であることを明確にし、さらに、冷媒分野では、「家電リサイクル法」、「フロン回収破壊法」の適正な施行等を図ること、発泡分野では、断熱材フロンの回収・処理の仕組みを早急に検討・整備するなど、具体的な取組みを提案している。
環境省では、この報告書を踏まえながら、関係省庁と調整を行い、本年7月末までに日本の「国家CFC管理戦略」を取りまとめ、今後の環境省の施策に反映させることとしている。【環境省】