一般財団法人環境イノベーション情報機構
首都圏から他県へ搬出されている廃棄物量 全国でも突出
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2001.06.25 【情報源】環境省/2001.06.22 発表
環境省では、首都圏の廃棄物の広域移動の状況を発表した。この調査は、全国の廃棄物の広域移動の状況について調査したもののうち、首都圏の結果をとりまとめたもの。調査結果によれば、平成10年度に首都圏で排出され、最終処分された一般廃棄物271万トンのうち、約40万トンが排出された都県外に搬出され、更にその8割にあたる32万トンが首都圏外に搬出されていた。なお、平成10年度に、排出された都道府県外に搬出された一般廃棄物の量は55万トンとなっており、首都圏の都県から搬出された量は約7割を占めていることになる。
また、平成10年度に首都圏の都県から中間処理のために都県外に搬出された産業廃棄物の量は833万トンで、更にその6割以上にあたる523万トンが東京都から搬出された。
更に、最終処分のために首都圏の都県外に搬出された産業廃棄物の量は125万トンで、このうち6割以上の77万トンが首都圏外に搬出されていた。【環境省】