一般財団法人環境イノベーション情報機構
産業構造審議会「CFCの管理のあり方について」公表
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2001.06.25 【情報源】経済産業省/2001.06.22 発表
産業構造審議会化学・バイオ部会オゾン層保護対策小委員会では、平成13年6月22日に、「CFC(クロロフルオロカーボン)の管理のあり方について」をとりまとめた。モントリオール議定書に基づき、先進国では平成7年末までにCFCの新規製造は全廃済みであるが、全廃以前に製造されたCFCは冷凍空調機器内の冷媒や断熱材中の発泡剤として使用されており、その管理、使用時・廃棄時の排出抑制の取組みが今後のCFC対策として重要である。平成12年11月に開催されたモントリオール議定書締約国会合でも、先進各国に対し、CFCに対する管理戦略の策定と平成13年7月までの提出が要請されている。
今回のとりまとめは、CFCの管理に関する現状の把握・評価を行いつつ、今後の課題に対する取組みについて体系的に示したもので、CFCの管理についての基本的考え方を提示するとともに、「家電リサイクル法」や「フロン回収破壊法」の円滑な実施による冷媒フロン回収や断熱材中のフロンの回収処理に関する実証段階での検討、技術的知見を得るための調査研究の実施などの取組みを掲載している。【経済産業省】