一般財団法人環境イノベーション情報機構
2004年8月の国内4観測地点平均オゾン全量を発表
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2004.09.22 【情報源】気象庁/2004.09.21 発表
気象庁は2004年9月21日、札幌、つくば、鹿児島、那覇−−の国内4地点と南極・昭和基地で実施している上空オゾン量、地上に到達する有害紫外線強度についての2004年8月の観測結果を発表した。2004年8月の観測では、国内4地点の月平均オゾン全量(ある地点の上空のオゾン総量)は、札幌で並、つくば、鹿児島、那覇で多かった。
また、米国・航空宇宙局(NASA)のアースプローブ衛星のデータと気象庁の観測値から作成した全世界の月平均のオゾン全量分布について、参照値である1979年から1992年の月別平均値との偏差を解析した結果では、10%を超えるオゾン総量減少がアラスカからベーリング海峡付近、アイスランド付近、南緯30度付近と南太平洋から南大西洋にかけて見られた。【気象庁】