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環境ニュース[国内]

高野山と裏木曽で木造文化財修復材育成の森づくり開始

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2004.09.09 【情報源】林野庁/2004.09.06 発表

林野庁は和歌山県高野町と岐阜県加子母村内の国有林で、新たに「木の文化を支える森づくり活動」を開始する。
 「木の文化を支える森づくり活動」は歴史的木造建造物修復や伝統工芸品、伝統祭礼行事に使われる木材を国有林で育てることをめざして、同庁が14年度から取り組みを進めている活動。森林管理署長と地域の協議会が協定を締結し、地域協議会側が下草刈りなどの作業や木の文化に関する教育活動を担当、森林管理署が森づくりの計画の作成などに協力する形で森づくりに取り組むことが想定されている。
 特に高野町と加子母村では「木の文化を支える森づくり活動」の中でも、歴史的木造建造物の修復用に200〜400年という超長期にわたる森林づくりを行う「古事の森づくり」と銘打った活動に取り組むことになっている。
 なお、活動を開始するにあたり、16年9月25日に高野町で、10月8日に加子母村で記念植樹とイベントが開催される予定。
 高野町では高野山に伝わる高野六木(りくぼく)のヒノキ、スギ、アカマツ、モミ、コウヤマキ、ツガ計約1,000本を、加子母村では500年以上にわたって木曽ヒキを産出してきた裏木曽の山に、その後継となるヒノキの苗約400本を植樹するほか、立松和平氏の講演が実施される。また高野町では高野山大門などの歴史的木造建築の見学、高野山国有林内のコウヤマキ植物群落保護林の散策なども予定されている。【林野庁】

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