一般財団法人環境イノベーション情報機構
5原子力発電所6基の「定期安全レビュー報告書」を評価
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2001.06.15 【情報源】原子力安全・保安院/2001.06.14 発表
原子力安全・保安院では、5原子力発電所の6基の軽水炉で電気事業者自身が実施した「定期安全レビュー報告書」について、専門家の意見を聞きながら評価を行った。評価は(1)国内外の原子力発電所のトラブルの教訓を予防保全対策に反映しているか(2)最新の科学的知見を反映しているか(3)確率論的安全評価(プラントの安全が大きく損なわれる確率を評価する方法)やこれに基づく対策が実施されているか−−などの観点でなされ、保安活動が適切に行われているか検証された。
また、運転開始から30年を迎え、高経年化評価を行うべきプラントについては、高経年化対策技術や長期保全計画の内容についても評価を実施した。今回評価を行った6基のうち、美浜2号機、福島第一2号機が高経年化評価の対象となった。
なお、評価の結果、いずれのプラントでも適切なレビューが行われていると認めめられた。原子力安全・保安院では、今後も毎年5〜6基の評価を行っていく予定。【原子力安全・保安院】