川口大臣、ブッシュ声明「京都議定書には欠陥」に懸念示す

　平成１３年６月１２日、川口環境大臣はブッシュ米大統領が公表した気候変動問題についての声明に対し、談話を発表した。
　川口大臣は、「米国が地球温暖化問題の重要性を認識し、各国と協力しながらリーダーシップを発揮するとの姿勢は評価」するとしながらも、「京都議定書には欠陥があると表明し、数値目標に対する言及がなく、具体的な提案がなされる時期が明らかにされていないこと」についての懸念を表明した。
　また、「世界の温室効果ガス排出量の４分の１を占める米国が京都議定書に参加することが極めて重要であるため、米国が京都議定書発効に向けた交渉に建設的に参加するよう、引き続き日本としても、働きかけてを継続する」と発言した。【環境省】