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環境ニュース[国内]

柏崎刈羽原発5号機の出力降下、分解点検後の部品組み立てミスが原因に

エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.07.26 【情報源】原子力安全・保安院/2004.07.23 発表

 東京電力は平成16年6月に柏崎刈羽原発5号機で、制御棒を動かすための水圧を調節する高圧窒素ガス供給装置の窒素ガス圧力が低下したため、出力を降下した上で制御棒を挿入した件についての原因究明と対策に関する報告書をまとめ、16年7月23日付けで原子力安全・保安院に提出した。
 報告書は圧力低下の原因を、高圧窒素ガスボンベと計装ユニット接続部の隙間にゴム製パッキンが食い込み、割れが発生し窒素が漏れ出したためと推定。両者の隙間は、前回定期検査時に高圧窒素ガスボンベと計装ユニットを分解点検後、組み立てた際に、位置合わせが不十分のまま、接続部の締め付けを行ったことが原因で生じたとされた。
 これに対する再発防止対策としては、(1)ゴム製パッキンを新品に交換するとともに適切に組み立て直す、(2)今後、接続部を組み立てる際に規定トルク(回転力)で締め付けるとともに、位置合わせのための印による確認を行う。また、遵守の重要性を協力企業との連絡会で再度周知する−−などの措置が示された。
 なお、保安院もこれらの推定原因・再発防止対策を妥当であると判断している。【原子力安全・保安院】

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