ＡＰＥＣエネルギー大臣会合をフィリピンで開催

　２００４年６月１０日、フィリピンのマニラでアジア太平洋経済協力（ＡＰＥＣ）エネルギー大臣会合が「ＡＰＥＣにおけるエネルギー安全保障：持続可能な未来への協力」をテーマとして開催された。
　この会議には日本、中国、韓国、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、ニュージーランド、チャイニーズ・タイペイのエネルギー担当閣僚が参加。
　日本から参加した日下資源エネルギー庁長官はこの会議で（１）高騰している石油価格について産油国側に対話を行う、（２）エネルギー需要の急増が見込まれるアジア太平洋地域全体の緊急時対応策として石油備蓄の導入・強化、インターネットによる迅速な情報交換体制の構築を行う、（３）液化天然ガス（ＬＮＧ）貿易の契約条件の柔軟化についての議論を促進する、（４）省エネに向けた取り組みを強化する、などの主張を行い、これらの内容は閣僚宣言にも反映された。【資源エネルギー庁】