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環境ニュース[国内]

最終報告文書の第一次草案を検討 アジア太平洋環境開発フォーラム第5回会合

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2004.05.27 【情報源】環境省/2004.05.27 発表

 環境省は、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)、国連環境計画(UNEP)、カザフスタン共和国政府との共催により、2004年5月23日から24日にかけ、アジア太平洋環境開発フォーラム(APFED)第5回会合をカザフスタンのアスタナで開催した。
 APFEDはアジア太平洋地域にふさわしい、衡平で持続可能な開発のモデルを2004年までに提示することを目的に、2001年10月に設立された組織。
 今回の会議ではAPFED最終報告文書の第一次草案が検討され、アジア太平洋地域の自然、社会、文化的多様性への対応、地域独自の優先課題への対応、実現可能性といった観点から意見交換が行われた。
 その結果まとまった第一次草案は、最終報告書とアクションプラン、要約文書から構成されており、このうち最終報告書は(1)組織、制度、人的資源、財政など横断的な課題に対する提言、(2)NGO、企業、公的セクターなど各主体の役割についての提言、(3)淡水資源、エネルギー・大気、土地利用など分野別の課題に対する提言がされている。アクションプランには(一)アジア太平洋地域の関係主体の代表による具体的な行動にむけての合意形成が可能な対話の場の設置、(二)持続的開発のための知識の体系化、戦略研究機関とのネットワーク強化、(三)持続的開発に関する、革新的政策の社会実験、先進的技術の実地テスト、効果的な人材開発活動の実施−−などの内容が盛り込まれた。
 なおこのほかにも、APFEDがのヨハネスブルグサミットで実施を約束した、「優良政策事例の収集分析」「能力開発プログラムの収集」「研究者・研究機関ネットワークの構築」という3つの課題に対する進捗状況報告や、アラル海の環境、砂漠化、逼迫する水資源、脆弱な生態系の劣化について議論が行われた。【環境省】

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