一般財団法人環境イノベーション情報機構
ASEM外相会合が北京で開催 欧州とアジアのパートナーシップ強化を強調
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2001.05.30 【情報源】外務省/2001.05.28 発表
2001年5月24日、25日、中国・北京でアジア欧州会合(ASEM)第3回外相会合が行われた。この会合には、アジア側より10か国の外相が、欧州側よりEU加盟国15か国の外相・対外関係担当欧州委員が出席した。今回の外相会合は、昨年のASEM第3回首脳会合で合意されたアジア・欧州間の協力の強化を具体化するため、出席者間で、幅広い問題にわたって率直な意見交換が行われ、朝鮮半島情勢、WTO、環境など、政治・経済・文化その他のASEM活動の3つの分野での議論を総括し、アジアと欧州のパートナーシップの強化を強調する議長声明が出された。
この声明中、環境問題については、米国の京都議定書不支持表明で交渉が停滞している地球温暖化問題に触れ「国際社会全体が足並みをそろえた協調的な行動をとるべき深刻な課題であるとの見解を共有し」「京都議定書は、先進国の排出にとって必要な方向転換を実現するための重要な第一歩であることを強調」するとの見解を示した。
なお、日本からは田中外相が出席し、朝鮮半島情勢、国連、WTO、環境の4つの事項について英語で発言を行った。【外務省】