一般財団法人環境イノベーション情報機構
2003年の地球全体と日本のオゾン層状況報告書まとまる
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2004.05.24 【情報源】気象庁/2004.05.24 発表
気象庁は2003年の地球全体と日本のオゾン層の状況をまとめた「オゾン層観測報告:2003」をまとめ、同庁ホームページにも全文を公開した。2003年は南極オゾンホール内で破壊されたオゾンの総量(オゾン欠損量)が過去最大、面積が観測史上2位となるなど、オゾンホールの規模が過去最大級に達したことが観測上の特徴だった。
また地球全体の長期観測結果では、低緯度を除いてオゾン全量(ある地点の上空のオゾン総量)の減少傾向が継続して確認され、特に高緯度の春季の減少は依然として顕著だった。
国内の観測結果でも、札幌、つくば、鹿児島の国内3地点でオゾン全量の減少傾向が見られるという。【気象庁】