一般財団法人環境イノベーション情報機構
生鮮魚介類 養殖表示の正しさを確認する調査を実施へ
【エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2004.04.28 【情報源】農林水産省/2004.04.28 発表
農林水産省は全国約3,000店小売店舗(百貨店、スーパー、鮮魚店)で売られている「養殖」表示のない生鮮魚介類を対象に、表示が正しさを確認するための調査を平成16年5月10日から6月末まで実施することにした。生鮮食品品質表示基準では食品の名称・原産地の表示を義務づけているほか、養殖魚の場合は、水産物品質表示基準により「養殖」と表示することが定められている。
この調査は農林水産消費技術センターでマダイやブリ類など代表的な養殖魚について、養殖魚であるかどうかを見分ける分析技術が開発されたことを受けて実施されるもの。
同センターでこの技術を使って特定魚種についての魚肉の分析を行うほか、伝票類の点検、仕入れ・販売量の比較による表示の確認も行う。
なお、表示が正しくないことが判明した場合には、関係都道府県とも連携してJAS法に基づく立入検査、業者名の公表などの措置を行っていく方針。【農林水産省】