一般財団法人環境イノベーション情報機構
第7回海上保安主管庁フォーラムがニュージーランドで開催
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2004.04.22 【情報源】海上保安庁/2004.04.21 発表
2004年4月14日から16日にかけ、ニュージーランドで「第7回海上保安主管庁フォーラム」が開催され、日本の海上保安庁からも代表団が参加した。このフォーラムは、アジア・太平洋地域の航行安全、油汚染対応、捜索救助などの分野で各国海上保安主管庁間の協力促進を図ることを目的に1996年から開催されているもの。
今回の会合には19か国・地域が参加。
海洋環境保護を目的として、GIS(地理的情報システム)を活用した情報共有が必要であることが参加各国によって確認されたほか、海上動静認識システム(仮称)に関するワーキンググループを新たに設置することが合意された。
また、7月1日から施行される船舶・港湾の国際保安コード(ISPSコード 注1)の準備作業が各国とも順調に進んでいることが確認された。
(注1)テロ行為など保安に脅威を与える行動を船舶と港湾施設が協調して阻止することを目的として、2002年12月に採択された国際コード。国際航海に従事する500総トン以上の貨物船に船舶保安規程の策定、国際船舶保安証書の所持などを求めている。【海上保安庁】