一般財団法人環境イノベーション情報機構
江差や函館のさくら開花予想 平年より6日早まる見込みに
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.04.22 【情報源】気象庁/2004.04.21 発表
気象庁は平成16年4月21日、同日までに全国70の観測地点でさくら(ソメイヨシノ)が開花したと発表するとともに、これから開花する北海道地方の予想開花日を公表した。さくらの開花は気温が高いと早まり、気温が低いと遅くなるが、4月21まで日に開花が確認された70地点では、ほとんどの地点で平年より開花が早く、平年と同じだったのは熊本と神戸の2地点、平年より遅かったのは鹿児島だけ(注1)。
一方、北海道地方の開花日も、同地方の2月中旬からこれまでの気温が全体的に高めだったことから、平年並み(注2)か平年より早めと予想されている。
ただし、4月下旬の気温が平年並か平年より低いことが見込まれるため、4月14日の予想より予想開花日が1〜2日遅くなった地点もあった。江差や函館では平年より7日早い開花が予想されていたが、今回の発表では予想開花日が6日早い4月27日とされている。
平成13年4月に環境省がまとめた「地球温暖化の日本への影響2001」ではソメイヨシノの開花日が、この50年間に5日早まっていると指摘されている。
(注1)平年差の日数が訂正された箇所があるため、4月7日までの発表と内容が食い違っているものがある。
(注2)平年並は平年値との差が2日以内のことを指す。【気象庁】