一般財団法人環境イノベーション情報機構
日中が気候変動問題で対話
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.03.05 【情報源】外務省/2004.03.03 発表
2004年3月3日、中国の北京で日中両国の政府関係者による、「気候変動対話」が行われた。この「対話」に、中国側は外交部、国家発展改革委員会、科学技術省などから、日本は外務省、経済産業省、環境省から温暖化問題の担当者が出席し、(1)日中それぞれの地球温暖化対策の展開、(2)技術が温暖化対策に果たす役割と技術移転の重要性、(3)クリーン開発メカニズム(注1)と中国での排出削減プロジェクト展開の可能性、(4)京都議定書第1約束期間(2013年)以後の途上国参加など地球温暖化問題への将来的な取組み−−など広範なテーマにわたって率直な意見交換を行った。
なお「対話」の結果として日中両国は、地球温暖化防止の取組みにあたって、持続可能な開発の観点や革新的技術の活用が重要であるとの認識を共有化した。
(注1)略称CDM。京都議定書の市場原理を活用した措置「京都メカニズム」の1つで、一定の手続きの下で先進国と途上国が共同で実施するプロジェクトによる温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。【外務省】