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環境ニュース[国内]

全国8か所で黄砂一斉捕集調査開始へ

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2004.02.27 【情報源】環境省/2004.02.25 発表

 環境省は15年に続き、16年黄砂飛来シーズンにも全国8か所でエアロゾル(微粒子状物質)一斉捕集調査を実施すると発表した。
 この調査は日本に黄砂が飛来する2月中旬から6月頃までの間、国内複数地点で一斉にエアロゾルを捕集し、黄砂飛来量の把握や捕集したエアロゾルの粒径分布(物理的性質)・成分(化学的性質)の分析を行うもの。
 調査場所としては国設札幌大気環境測定所(北海道)、国設新潟巻酸性雨測定所(新潟県)、立山測定所(富山県)、国設犬山酸性雨測定所(愛知県)、国設松江大気環境測定所(島根県)、福岡県保健環境研究所(福岡県)、式見ダム酸性雨測定所(長崎県)、国立環境研究所(茨城県)が予定されている。
 また、北東アジア地域での黄砂モニタリングネットワーク構築の重要性が国際的に指摘されていることから、今回富山県環境科学センター内に黄砂観測装置(ライダーモニタリングシステム)を環境省直轄で設置することを手始めに、各地に同システムを設置し、ネットワーク構築を進める方針であることも明らかにされた。
 設置したライダーモニタリングシステムは国立環境研究所が開発したもので、レーザー光線を上空に発射し、上空に浮遊する粒子状物質に反射して返ってくる光を測定・解析することにより、粒子状物質の直分布をリアルタイムで観測することができる。すでに国立環境研究所の研究活動の一環として、国内6か所に同様のシステムが設置されているが、環境省直轄によるシステム設置は今回が初めて。 【環境省】
 

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