一般財団法人環境イノベーション情報機構
OECD科学技術政策委員会閣僚級会合が開催
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2004.02.27 【情報源】外務省/2004.02.27 発表
2004年1月29・30日の両日、フランス・パリで経済協力開発機構(OECD)科学技術政策委員会(CSTP)閣僚級会合が開催された。今回の会議では「科学技術と技術革新の関係強化」、「人材育成と流動性」「科学技術分野での国際協力」などについて議論が行われた。
このうち「科学技術分野での国際協力」については地球規模の課題に取り組むために、国際協力強化が重要であることが確認され、OECDが(1)公的資金による研究開発データの利用促進ガイドライン作成、(2)持続可能な開発のための科学技術分野の国際協力、 (3)生物資源センター(注1)での生物遺伝資源の保管と高品質な遺伝資源情報国際ネットワークの構築、(4)高エネルギー物理と神経情報学(ニューロインフォマティックス)分野での国際協力−−を推進していくことが合意された。
(注1)生物遺伝資源の保存・情報提供機関。各国ごとに設置される中核センターと世界主要地域ごとのセンターを結んだネットワークが構想されている。日本では独立行政法人製品評価技術基盤機構が国内の中核センターを目指した機関を千葉県かずささアカデミアパーク内に建設中。【外務省】