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環境ニュース[国内]

2003年12月の平均オゾン全量、札幌で観測史上3番目に少ない12月値を記録

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2004.01.20 【情報源】気象庁/2004.01.20 発表

 気象庁は2004年1月20日、札幌、つくば、鹿児島、那覇−−の国内4地点と南極・昭和基地で実施している、上空オゾン量、地上に到達する有害紫外線強度についての2003年12月の観測結果を発表した。
 2003年12月の観測では、国内4地点の月平均オゾン全量(ある地点の上空のオゾン総量)はつくば、那覇で並、札幌、鹿児島で少なかった。特に札幌では12月の平均値としては観測史上3番目に少ない337ミリアトムセンチメートルを記録した。
 また、米国・航空宇宙局(NASA)のアースプローブ衛星のデータと気象庁の観測値から作成した全世界の月平均のオゾン全量分布について、参照値である1979年から1992年の月別平均値との偏差を解析した結果では、10%を超えるオゾン総量減少が北欧、中国、北太平洋、南極大陸の一部で見られた。【気象庁】

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