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環境ニュース[国内]

日本電機工業会、変圧器へのPCB混入可能性最終報告を提出

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.11.28 【情報源】経済産業省/2003.11.26 発表

 (社)日本電機工業会は平成15年11月21日、変圧器へのPCB混入可能性調査の最終報告を経済産業省に提出した。
 この調査は14年7月に、PCBを使用していないはずの変圧器の絶縁油から、微量PCB検出事例が発覚したことへの対応策として、経済産業省製造産業局長の指示により実施されたもの。PCB検出事例の原因究明やPCB検出の可能性がある機器の特定に取り組んでいる。
 調査の結果、1989年以前に製造された機器では絶縁油メーカー19社中15社の製品と機器メーカー26社中19社の製品から微量PCB検出事例が確認された。
 状況証拠から再生油を使った絶縁油の原料調達、製造、輸送工程のいずれかの段階でPCBが混入した可能性が高いと推察されているが、どの段階で混入したかは特定できなかった。
 一方1990年以降に製造された機器については、絶縁油への再生油使用をやめ、出荷時にPCB分析を実施するようになっていることから、PCBの混入はないとの報告がされている。
 なお報告を受けた経済産業省は、環境省と共同して「低濃度PCB汚染物対策検討委員会」設置を決定。PCB検出機器の原因究明をさらに進めるとともに、PCB検出が判明した機器の処理の基本的方向について検討するとし、日本電機工業会に対しても同検討委員会へのデータ開示に協力するよう要請を行った。【経済産業省】

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