一般財団法人環境イノベーション情報機構
黄砂予測情報の提供を16年1月から開始へ
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2003.11.21 【情報源】気象庁/2003.11.20 発表
気象庁は平成15年11月20日、黄砂を予測する数値予報モデルが完成し技術的基盤が整ったことから、16年1月から黄砂に関する情報提供を開始すると発表した。黄砂は風の強さや土壌水分量などの発生条件がそろった時に、条件に応じた量が舞い上がることにことによって発生するが、気象庁のモデルでは黄砂が上空に運ばれ、重みや雨などによって落下するまでを数値計算によって予測することができる。
日本やその付近で黄砂が観測されている場合には、気象庁ホームページ上に実況図と黄砂予測モデルによる翌日の予想図を掲示するとしているほか、報道機関や民間気象事業者向けには、黄砂予測モデルによる2日先までの予測資料を民間気象業務支援センターを通じて提供する予定。【気象庁】