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環境ニュース[国内]

三菱マテリアル関連2事業所でウラン化合物を発見

エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.11.05 【情報源】文部科学省/2003.10.31 発表

 平成15年10月31日、三菱マテリアル(株)から文部科学省に、同社生野事業所(兵庫県生野町)と関連会社の細倉製錬(株)(宮城県鶯沢町)でウラン化合物が発見されたとの連絡があった。
 生野事業所で見つかったのは試薬ビン15本に入った硝酸ウラニル358グラムと酢酸ウラニル91グラムで、同事業所の薬品室の金属製保管庫に置かれていた。一方、細倉製錬ではポリビン3本に入った酢酸ウラニル429グラムが毒物保管室に保管されていることが判明した。
 いずれも三菱マテリアルが15年5月に関係事業所を対象に実施した未登録核燃料物質の一斉点検で確認されたもので、同社の説明によれば、これらのウラン化合物は亜鉛分析の指示薬として昭和30年代まで使用され、その後保管されたままの状態にあったと考えられるという。
 なおこれらのウラン化合物の放射線量は、生野事業所の金属製保管庫表面で1時間あたり最大0.23マイクロシーベルト、細倉製錬の保管室出入口で最大1時間あたり0.004マイクロシーベルトと安全上問題のないレベルとなっている。両事業所とも施錠管理が行われた状態で保管されており、安全管理が適切に行われている。
 文部科学省としては引き続き、両事業所に安全管理を継続して行わせるとともに、必要な対処をとるよう指導をしていくとしている。【文部科学省】

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