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環境ニュース[国内]

アジア欧州会合第2回環境大臣会合が閉幕 京都議定書未批准国へ批准を呼びかけ

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2003.10.15 【情報源】環境省/2003.10.14 発表

 2003年10月12日からイタリアのレッチェで開催されていたアジア欧州会合(ASEM)第2回環境大臣会合は13日に議長総括(サマリー)をまとめ、閉幕した。
 ASEMはアジアと欧州の対話と協力を目的に1996年に発足した組織。隔年開催の首脳会合のほか外相会合、経済閣僚会合、財務大臣会合などが設置されており、環境大臣会合は2002年1月に第1回会合が開催されている。
 今回の会合はアジア側からは10か国、欧州側からはEU15か国と欧州委員会が参加し、(1)ヨハネスブルグサミットの成果のフォローアップ、(2)多国間環境条約の遵守と実行、(3)地球温暖化問題、(4)将来のASEMでの対話と協力−−の4つの議題について議論を行った。
 このうち地球温暖化問題については、京都議定書発効の鍵を握っているロシアの批准問題が話題となり、小池環境大臣がアジア・欧州各国が協力してロシアに対し議定書の批准を働きかけることを呼びかけたほか、英、仏などもロシアの批准の重要性を指摘。
 議長総括ーにも「各国大臣はCOP9を踏まえた密接な協力の重要性を強調し、全ての京都議定書未批准国に対して批准を働きかけた」との文言が盛り込まれた。
 2003年9月29日現在の京都議定書批准国は119か国、削減義務のある批准国の1990年時点の二酸化炭素排出量は削減義務国総排出量の44.2%に達しており、排出割合17.4%のロシアの批准がされれば、「批准国55か国以上、批准した削減義務国の1990年時点の二酸化炭素排出量が削減義務国総排出量の55%以上」
という議定書の発効要件が満たされ、発効が具体化する予定。【環境省】

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