一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境配慮のまちづくりに貢献するビジネスのモデル事業として9事業を採択
【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2003.10.09 【情報源】経済産業省/2003.10.08 発表
経済産業省は平成15年10月8日、15年度に実施する「環境コミュニティ・ビジネス」モデル事業として9件のプロジェクトを採択したと発表した。このモデル事業は産業構造審議会の環境部会産業と環境小委員会が15年4月にまとめた中間報告「環境立国宣言」の提言を踏まえて実施するもので、事業者とNPO・市民が連携して行う環境に配慮したまちづくり活動のうちビジネスの視点をとり入れ、経済的に自立的し進展できる活動を想定している。
今回採択された9件のプロジェクトは15年5月20日から7月4日まで実施していたモデル事業公募期間中に応募された220件の中から審査委員会、本省、地方局による書類審査、ヒアリング審査を経て決定したもので、鳥取県鳥取市のNPO法人「鳥取発エコタウン2020」による地域通貨との組み合わせによる廃食油の回収とカーシェアリング事業、福岡県飯塚市の「いいづか環境市民会議」によるポリ乳酸製レジ袋回収社会実験とポリ乳酸リサイクルの経済性評価の検討事業−−などが含まれている。
なお採用された事業に対しては、200〜1,000万円の範囲で、ビジネスの立ち上げ時にかかるソフト的な基盤整備や事業展開に必要な準備作業への支援が行われる予定だ。【経済産業省】