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環境ニュース[国内]

自主点検記録不正を行ったシュラウドのひび、トラブル国際評価尺度で「レベル1」と評価 

エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.09.25 【情報源】原子力安全・保安院/2003.09.24 発表

 平成15年9月19日、総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会INES(原子力施設のトラブルに対する国際評価尺度)評価小委員会が開催され、平成14年8月23日から15年5月22日までに経済産業省所管の原子力施設で発生・確認されたトラブルについて評価が実施された。
 評価対象になったトラブルは計24件。
 これらのトラブルについては、国際原子力事象評価尺度に基づき評価が行われたが、うち(1)東京電力の福島第一原発4号機、柏崎刈羽原発1号機、福島第二原発3・4号機−−の4件の「自主点検作業記録の不正を行った炉心シュラウドのひび割れ」、(2)中部電力浜岡原発1・3号機、東北電力女川原発1号機、東電柏崎刈羽原発1・2号機と福島第二原発3号機−−の6件の「過去に発見されていた原子炉再循環系配管のひび割れ」が「レベル1(運転制限範囲からの逸脱)」と判断された。
 (1)(2)とも安全性だけを考えれば「レベル0−(安全に影響を与えない事象)」と評価される内容だが、発見時に適切な安全情報が共有されておらず、品質保証プロセスに不十分な点が認められたので「レベル1」と評価されたもの。
 なおこれ以外の14件の評価はすべてレベル0−と評価された。【原子力安全・保安院】

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