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環境ニュース[国内]

有料道路料金弾力化の影響調べる社会実験で18件の実験実施を決定

大気環境 交通問題】 【掲載日】2003.09.18 【情報源】国土交通省/2003.09.17 発表

 有料道路料金弾力化についての社会実験のへ提案募集を行っていた国土交通省は平成15年9月17日、第1回に応募された20件の案件のうち18件に基づき実際に社会実験を行うと発表し、あわせて第2回の提案公募要綱を明らかにした。
今回の社会実験は時間帯や曜日、路線の利用実態に応じて有料道路の料金に弾力性をもたせることにより、渋滞や騒音などをどの程度軽減できるかを測定するもの。地方自治体が提案した課題にあわせ、有料道路の料金割引率、割引期間、対象車両の実験内容をそれぞれ変えて実施される。
 なお第1回公募分として実施される18件の案件のうち、例えば白馬長野有料道路での実験では、夜間の通行料金を一律100円に引き下げることにより、夜間の車の流れを有料道路に誘導し、旧道の騒音を低減することを狙っている。
 また第2回の提案公募は15年9月17日から平成15年10月15日まで実施する。
 応募できるのは実験が可能な有料道路がある地方公共団体が参加している協議会で、応募内容については有料道路政策研究会社会実験ワーキンググループで審査を行い、渋滞緩和、沿道環境改善、交通安全などへの貢献度を考慮し選定地域を決める。
 選定された実験地域に対しては、料金設定検討のためのデータ収集費用の全額、効果や影響把握のための調査費用、実験結果の分析・検討費用、実験によって生じた有料道路の損失の一部を国が補助する見込み。
 なお応募者は事前に実験対象の有料道路事業者と調整を行う必要があるほか、年度末までに実験の成果を報告する義務がある。【国土交通省】

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