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環境ニュース[国内]

WTO第5回閣僚会議、農業交渉などが紛糾し決裂

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2003.09.17 【情報源】外務省/2003.09.16 発表

 2003年9月10日から14日にかけ、メキシコのカンクンでWTO第5回閣僚会議が開催され、WTOメンバーである146か国・地域が参加した。
 今回の会合では「農業」、「非農産品市場アクセス(参入機会)」、「シンガポール問題(投資、競争、貿易円滑化、政府調達透明性のルール問題)」、「開発」、「その他」の5分野について作業部会が構成され議論を行った。
 13日にそれまでの議論を踏まえ、閣僚会議合意文書案第2次案がまとめられたが、焦点となっていた農業、非農産品市場アクセス、シンガポール問題で加盟国間の意見の相違が埋まらず、デルベス議長は14日午後、これ以上の会議の進展が見込めないとして議論を打ち切り会議を閉会した。
 なお農業交渉では(1)合意文書案第2次案が途上国に有利すぎると主張する米とEU、(2)先進国に更なる農業補助金削減を求める途上国、(3)関税の上限設定、関税割当枠の拡大に反対する日本やスイスなど10か国−−の3つの意見の対立があったがこの対立は今後も尾を引くことが予想されている。【外務省】

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