自然放射性物質の規制免除方針案の説明を兼ねシンポジウム開催へ

【エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.09.17 【情報源】文部科学省／2003.09.17 発表

　文部科学省は放射線審議会基本部会が、自然起源の放射性物質の規制免除のあり方について報告書案を作成したことを受け、この案について１５年１０月１６日まで意見募集を行うとともに、東京と京都で報告書案の内容説明を兼ねたシンポジウムを開催することにした。
今回の放射線審議会基本部会の報告書は、産業利用されている鉱石類のうちリン鉱石、チタン鉱石などにも含まれている自然起源の放射性物質について、物質の状態による区分とそれに適した規制の対応を明らかにしている。また被ばく線量に基づいた規制免除の規準を定める方法を提示した。
　シンポジウムはこの報告書とともに、放射線安全規制検討会の中間報告書「国際免除レベルの法令への取り入れの基本的考え方について」にも触れる予定。
　なお東京でのシンポジウムは１５年１０月１６日１１時から１６時３０分まで、東京都港区の三田共用会議所講堂で、京都のシンポジウムは１５年１０月２０日（月）１１時から１６時３０分まで京都市下京区の京都リサーチパークサイエンスホールで開催される。
　参加希望者は往復はがきまたは電子メールに必要事項を記入し、１０月６日（必着）までに文部科学省科学技術・学術政策局原子力安全課放射線規制室まで、申し込む必要がある。【文部科学省】