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環境ニュース[国内]

亀井農水大臣がWTO閣僚会合開催前にEU・フィシュラー農業委員らと会談

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2003.09.10 【情報源】農林水産省/2003.09.09 発表

 2003年9月10〜14日に開催されるWTO第5回閣僚会合に先立ち、9月7日に日本を出発した亀井農林水産大臣は、翌9月8日中にさっそく会場であるメキシコのカンクンでEUのフィシュラー農業委員らと会談を行った。
 亀井大臣はこの会談の中で、「市場アクセス」分野の合意内容案として、国内産業の保護が必要とされる重要品目の関税引き上げを認める条件として、関税割当量の増加や上限関税設定などが提案されているが、補助金や価格支持などの「国内支持」分野、「輸出競争」など他の分野の合意内容とバランスがとれない厳しい内容であるとの主張を行ない、特に上限関税設定は、「自然、経済、社会的条件に基づく加盟国間の生産条件の違いを無視し、環境保全などの非貿易的関心事項への配慮をも欠くものである」と指摘した。
 これに対し、フィシュラー農業委員は「WTO新ラウンドを進展させていくためには非貿易的関心事項が交渉のテーブル乗っている必要がある。非貿易的関心事項の内容は国によって違うが、農業の持つ多面的機能の役割の重要性を主張する日本の考えには同意する」との考えを示した。
 また関税割当拡大に関しても、「EUはそもそも日本ともに重要品目の大幅な関税削減を不可とし一律削減の適用を拒否する立場をとっている。また一般的な関税割当拡大を支持してはいない」との回答を行った。【農林水産省】

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