日本原燃が「再処理施設品質保証体制点検計画書」を作成

【エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.09.10 【情報源】原子力安全・保安院／2003.09.09 発表

　日本原燃（株）は青森県六ケ所村にある同社使用済燃料受入れ・貯蔵施設で起こった加圧水型軽水炉（ＰＷＲ）の燃料貯蔵プール水漏水事故への対応策の一環として「再処理施設品質保証体制点検計画書」を作成し、平成１５年９月９日に原子力安全・保安院に提出した。
　この計画書は原子力安全・保安院が１５年６月２４日付けで日本原燃に品質保証体制についての厳重注意を行った「指導文書」の内容に対応し、とりまとめられたもの。
　（１）再処理施設品質保証体制点検計画書作成の目的、（２）品質保証体制点検時の点検範囲、（３）点検手順、（４）点検内容、（５）設備・建物の健全性確認上の留意点、（６）点検結果を受けて品質保証体制の評価・改善を行う場合の留意事項、（７）点検体制、（８）点検スケジュール−−などの内容が示されている。
　なお計画書を受け取った保安院は、総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会核燃料サイクル安全小委員会の下に設置された六ヶ所再処理施設総点検に関する検討会での審議を踏まえて、今後必要な対応をとっていくとの方針を示している。【原子力安全・保安院】