一般財団法人環境イノベーション情報機構
「WTO農業交渉に日本の立場反映めざす」 亀井農水大臣がコメント
【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2003.08.14 【情報源】農林水産省/2003.08.14 発表
2003年8月13日に、WTO加盟各国に提示された、米国とEUのWTO新ラウンド農業交渉についての共同提案文書は、関税割当量拡大や関税の上限設定(キャッピング)に反対していた日本にとっては厳しい内容となっている。亀井農林水産大臣はこの共同文書について、環境保全などの非貿易的関心事項を考慮し、日本やEUが支持していた”関税柔軟化”がある程度認められた点を評価するとしながらも、関税割当量拡大やキャッピングが盛り込まれた点を指摘し、「日本の農業の現実からみて(この文書の実行は)問題がある。今後日本の立場が交渉結果に反映されるよう強く主張していく」とのコメントを8月14日に発表した。【農林水産省】