東京地域の大気環境改善をめざした道路整備方針を公表

　国土交通省道路局、関東地方整備局、東京都建設局、首都高速道路公団は共同で東京地域の大気環境を改善するための道路整備方針をまとめ、平成１５年７月３０日に発表した。
　方針は「経済・社会活動を支えている幹線道路の役割と沿道に居住する人々の生活環境の保全の両立」を基本理念とし、（１）自動車単体からの排出量低減対策、（２）共同溝の整備による路上工事縮減など、既存施設の普及、有効活用による対策、（３）交通需要マネジメントや公共交通機関の利用促進による交通量抑制対策、（４）交通円滑化を促進する道路ネットワークの整備と道路構造の改善、（５）大気の常時観測局設置などその他の対策－－の５つの視点で施策内容を整理した。
　このうち自動車単体からの排出対策の施策としては、ディーゼル排気微粒子除去装置（ＤＰＦ・酸化触媒）の導入支援、低公害導入支援などがあげられている。【国土交通省】