原子力施設への告発情報　１５年５月１４日～６月１８日の新規受付案件はなし

　原子力安全・保安院内に設置された「原子力施設安全情報申告調査委員会」は２００３年７月３０日、同委員会に寄せられた原子力施設に関する告発情報の処理状況を公開した。
　「原子力施設安全情報申告調査委員会」は関係者の内部告発がきっかけで、原子力発電所の自主点検記録についての一連の不正が発覚したことを受け設置された組織。外部専門家により構成され、保安院に寄せられた個々の告発情報の対応方針を決める権限を持ち、この方針に基づいて原子力安全・保安院の担当官が行った調査内容が適切であるかチェックを行うことになっている。
　今回公表された情報は２００３年６月１８日までの間に原子力安全・保安院に情報が寄せられた告発について。前回同委員会の報告があった５月１４日から６月１８日までに新規に受理した案件はなかったが、裏付け調査の結果が出ていない１件について調査が継続中であるとされた。【原子力安全・保安院】