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環境ニュース[国内]

高レベル放射性廃棄物処分の「安全評価の考え方」 意見募集結果を公表

エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.07.23 【情報源】原子力安全・保安院/2003.07.22 発表

 総合資源エネルギー調査会の原子力安全・保安部会廃棄物安全小委員会は、高レベル放射性廃棄物処分の「安全評価の考え方」をまとめた報告書について、平成15年7月22日付けで意見募集結果を公表した。
 この報告書は高レベル放射性廃棄物に関する具体的な安全規制を検討していく前に、各種の放射性固体廃棄物の処分に適用可能な「統一的な安全評価の考え方」を検討、提言したもの。
 経済協力開発機構原子力機関(OECD/NEA)で検討された国際FEPリスト(放射性固体廃棄物処分場の閉鎖後の安全に関係する要因を特徴=Feature・出来事=Event・プロセス=Processの視点から分類し列挙したリスト)を発展させ、複数要因の影響関係を把握できるよう、「放射性核種の地下水による移行」など分野ごとに安全性要因の相関関係図をまとめている。
 意見募集は平成15年6月6日から27日まで実施していた、
 なおこの報告書に対し、期間中寄せられた意見は34通。
 意見には例えば、「”国際FEPリスト”をもとにしているが、国内の研究で作成されたFEPリストについても言及が必要ではないか」などの意見があった。
 この意見に対して同委員会事務局は「核燃料サイクル開発機構や電気事業連合会が作成した国内のFEPリストは、国際FEPリストより簡略。また規制機関としては利害関係があるこれらの国内機関のまとめた内容より、”国際FEPリスト”のほうが客観的な安全評価が可能になると考えている」とコメントしている。【原子力安全・保安院】

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