一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本国内の二酸化炭素濃度上昇続く 昨年とくらべ1.3ppm増
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.04.23 【情報源】気象庁/2001.04.20 発表
気象庁では、2000年の大気中の二酸化炭素濃度の観測結果を発表した。同庁では、岩手県三陸町綾里など国内3地点で二酸化炭素濃度の連続観測を行っている。
今回の観測結果では、これら3地点の年平均濃度は370・3ppm−372・7ppmで1999年に比べ1.2ppm−1.4ppm増加していた。また、この10年間では16.2ppm増加している。
なお、気象庁では世界気象機関(WMO)の温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)を運営しており、世界114地点の観測データを収集している。これら世界各国データを分析した結果では、世界全体の二酸化炭素濃度も引き続き増加。現在の大気中の二酸化炭素濃度は産業革命以前の濃度280ppmより31%増加している。【気象庁】