一般財団法人環境イノベーション情報機構
中環審の自動車燃料規制値答申案への意見募集が開始
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2003.07.02 【情報源】環境省/2003.07.01 発表
中央環境審議会は平成15年7月1日までに、「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について(第7次答申)」案をまとめ、この案について平成15年7月22日まで意見募集を行うことにした。第7次答申案では、(1)軽油中の硫黄分許容限度を2007年には現行の50ppmの5分の1にあたる10ppmまで引き下げること、(2)軽油中硫黄分低減化を前提に、新長期規制以降の排ガス目標値・達成時期を早期に検討すること、(3)ガソリンや軽油についての燃料品質規制値を新設すること−−などが盛り込まれている。
このうち燃料品質規制値としては、(一)ガソリンのオクタン価、蒸留性状、蒸気圧に関する許容限度を定めること、(二)ガソリンにバイオマスから精製したエタノールを3・5%程度まで混入することを認め、これを含酸素率に換算し含酸素率1.3%以下を許容限度として設定すること、(三)軽油の密度と残留炭素分の許容限度を定めること、(四)軽油に添加するバイオディーゼル燃料(脂肪酸メチルエステル)の規格化を今後検討すること−−が提言されている。【環境省】