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環境ニュース[国内]

エジプトで開催のWTO非公式閣僚会合、交渉スピード速める必要性を確認

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2003.06.24 【情報源】外務省/2003.06.23 発表

 2003年6月20から22日にかけてエジプトのシャルム・エル・シェイクでWTO非公式閣僚会合が開催された。
 今回の会合では、期限までのモダリティ(各国共通に適用される基準)案合意が達成できなかった農業分野および非農業市場アクセス分野についての議論が主な焦点となった。
 農業分野ではハービンソン議長案を交渉のベースとすべきかどうか議論が行われ、議長案に代わる新しい文書の作成も示唆されたが全体として大きな動きはみられず、7月の農業交渉会合に議論のヤマが持ち越された。
 一方非農産品市場アクセス分野ではジラール議長案を基に議論を進めていくべきとの点が指摘されるとともに、同議長案の問題点や改善の方向性について議論が行われた。
 これらのモダリティ案については、7月中旬に公表されるWTOカンクン閣僚会議のための一般理事会議長案への検討と併行して、議論が続けられていく見通しであるが、議論の時間は限られているとの認識も共有され、各分野で交渉スピードを加速させる必要性が確認された。
 農業分野、非農業市場アクセス分野の両議長案とも、関税引き下げを進める貿易自由化重視の内容で、食料安全保障や環境保全といった要素を考慮し、品目ごとに柔軟に関税を設定すべきとした日本の主張とは隔たっている。【外務省】

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