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環境ニュース[国内]

CDM実現可能性調査で2003年度採択案件20件を決定

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2003.06.24 【情報源】環境省/2003.06.20 発表

 環境省は2003年6月20日までに、クリーン開発メカニズム(CDM)やJI(共同実施)事業の実現可能性調査の2003年度採択案件20件を決定した。
 CDMとJIは、京都議定書に盛り込まれた市場原理を活用した措置「京都メカニズム」の中の制度で、CDMは先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。またJIは先進国同士が共同で温暖化対策事業を行い、その事業によって削減された排出削減分を事業の投資国と実施国とで分け合うことができる制度だ。
 環境省ではCDMやJIとして効果の高いプロジェクトを発掘し国内的・国際的なルールづくりの参考とするために、この実現可能性調査を1999年度から開始しプロジェクト案件を募集・選定してきたが、2002年度まで選定した各案件はさまざまな問題があり、事業化まで至ることが困難な状況だった。
 このため2003年度の案件募集では採択数を増やし、交付金額も大幅に引き上げると発表。2002年度の48件と比べ大幅増の74件の応募があり、これらを専門家委員会で評価・審査した結果、20件が採択される結果となった。
 採択案件の内訳は廃棄物管理が7件、バイオマス利用が4件、植林とバイオマス利用が3件、植林が1件、コミュニティ開発が3件、その他の分野が3件。
 なお環境省では、この事業の2002年度の調査団体報告と地球温暖化対策の最近の国際動向の紹介を目的としたイベント「地球温暖化CDMフォーラム2003」を2003年8月25日に大阪で、同27日に東京で開催する予定。【環境省】

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