一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

無農薬、減農薬農産物の表示ガイドライン改定案への意見募集結果を公表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.05.23 【情報源】農林水産省/2003.05.23 発表

 農林水産省は無農薬、減農薬農産物などに対する表示ガイドラインの改正案に対する意見募集結果をまとめ、平成15年5月23日付けで寄せられた意見の内容とこれに対する同省としての考え方を公表した。
 農林水産省では無・減農薬、無・減化学肥料の農産物の販売時の表示基準となるガイドラインを作成しており、今回の改正案では「無農薬」、「無化学肥料」、「減農薬」、「減化学肥料」などの名称を「特別栽培農産物」に1本化し、農薬と化学肥料双方を慣行的に行われている使用レベルから5割以上削減したものに限って「栽培期間中不使用」、「当地比○割減」などとと表示できるとしたほか、これまで曖昧だった「慣行的な使用レベル」の内容についても「地方公共団体が策定・確認したレベル」と算定の根拠を明確化した。
 この案に対し、期間中寄せられた意見は59件。
意見には例えば、「減農薬だけではなく、減化学肥料を伴わねばならない根拠は何か」「慣行的な使用レベルを決めるのは県なのか、市町村なのかはっきりしない、また決めた基準をどう開示していくのか」などの内容があり、農林水産省としてはこれらの意見に「環境保全型農業に関する法律『持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律』で導入対象となる農業生産方式に減農薬のほか、土づくり、減化学肥料をあげており、さらに消費者にも化学肥料の使用に対する関心が高まっている」、「慣行的使用の基準レベルを決めるのは都道府県でも市町村でもよいが、基準レベルを策定した場合はその内容を公表、周知することになっている」との回答を示している。
 なお、同省では寄せられた意見を踏まえガイドラインの改正を行い、近いうちに関係部局に通知を発出する予定だ。【農林水産省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク