一般財団法人環境イノベーション情報機構
国のディーゼル車対策についての石原都知事の質問に鈴木環境大臣が回答
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2003.05.20 【情報源】環境省/2003.05.19 発表
鈴木環境大臣は平成15年5月19日、石原・東京都知事に対し、国のディーゼル車対策についての回答を行った。この回答は石原・東京都知事が「世界一厳しい排ガス規制をする」との小泉首相の発言をとらえ、15年5月9日に総理大臣・環境大臣に提出した質問状に対するもの。
石原都知事の質問は(1)新車の粒子状物質(PM)規制で、アメリカが2019年からの実施を告示している規制値より厳しい規制値を新たに実施すること、(2)使用途上の自動車に対する対策を早期かつ強力に実施すること、(3)10ppm以下の超低硫黄軽油の早期供給に向け必要な措置をとること−−の3点を求めている。
なおこれに対する今回の鈴木環境大臣の回答には、(1)2005年から実施する新車のPM規制以降も、世界最高水準の規制ができるよう全力で取り組む、(2)自動車NOx・PM法に基づく車種規制の実施や自動車排出ガス性能の維持・確保策の検討を通じ、使用途上の自動車への対策を進める、(3)今年の夏までに軽油中の硫黄分の10ppm化について結論を出す−−との内容が盛り込まれた。【環境省】