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環境ニュース[国内]

東京電力3原発の品質保証システム改善傾向に

エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.05.20 【情報源】原子力安全・保安院/2003.05.19 発表

 原子力安全・保安院は国内の16原発に対する平成14年度第4回の保安規定遵守状況の検査結果をまとめ、公表した。
 なお、16原発のうち東京電力の3原発については、自主点検記録の不正問題への対応の一環として、第3回保安検査を特別な検査と位置づけ、各発電所の品質保証システム全般について検査を行い、東京電力が実施すべき課題の指摘を行っていたことから、この3原発については今回の検査でも、通常の検査項目に加え、前回検査で指摘した課題に対する改善状況を調べとりまとめた。
 その結果、品質保証マニュアル類の体系的な関連付け、安全評価の判断基準の明確化、文書の識別・管理、不適合があった場合の報告基準・判断基準など、前回指摘された事項について「改善が図られつつあることが確認された」と結論された。
 一方、通常の検査項目については、東京電力福島第一原発3号機の定期検査時の制御棒引き抜き検査で、インターロックの作動確認が行われなかったことが違反事項として指摘された。このため、原子力安全・保安院はこの件で東電に厳重注意を行うとともに、事実関係や原因究明作業、再発防止対策の報告を提出するよう指導した。他の原子力発電所については保安規定への違反事項は認められず、運転管理状況についても特に問題がなかったという。【原子力安全・保安院】

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