５月１６日、１７日に沖縄で第３回太平洋・島サミット開催へ

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2003.05.09 【情報源】外務省／2003.05.08 発表

　日本政府は２００３年５月１６日、１７日の両日、沖縄県名護市の万国津梁館で第３回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議（通称：太平洋・島サミット）を開催することにした。
　「太平洋・島サミット」は日本と太平洋諸島フォーラム（ＰＩＦ：Pacific Islands Forum）メンバー国との首脳レベルでの対話構築を目的とした会議。これまで１９９７年に東京で第１回会合が、２０００年に宮崎で第２回目会合が実施され、特に第２回会合では日本の太平洋諸島諸国に対する協力対象分野を網羅した「宮崎イニシアティブ」の作成や、気候変動、廃棄物管理、生物多様性をはじめとする環境問題が太平洋諸島諸国にとって重要であるという認識のもとに「太平洋環境声明」がまとめられている。
今回の太平洋・島サミットは、小泉首相と太平洋諸島フォーラムの議長ガラセ・フィジー諸島共和国首相が共同議長を務め、２００２年９月に開催された「持続可能な開発に関する世界首脳会議（ヨハネスブルグサミット）」の成果を太平洋地域で実現していくための地域開発戦略について議論を行う予定。
　最終的な成果としては安全保障、環境、教育・人材育成、保健・衛生、貿易・投資などについての同地域での取り組みを共同行動計画としてまとめることが目標とされている。【外務省】