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環境ニュース[国内]

第42回OECD閣僚理事会、WTO非公式少数国閣僚会合がパリで開催 WTOカンクン閣僚会合に期待される成果を議論

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2003.05.02 【情報源】農林水産省/2003.05.01 発表

 2003年4月29日・30日の両日、フランスのパリで第42回OECD閣僚理事会が開催され、また30日にはこの閣僚理事会に続き、WTO非公式少数国閣僚会合も開催された。
 このうち、OECD閣僚理事会は「成長と開発のためのアジェンダ」と題する全体テーマのもとに、(1)経済見通し、(2)信頼維持と成長促進策、(3)途上国の成長と投資の促進、(4)OECD改革、(5)貿易などの事項が議論され、貿易については、OECDとしてWTOドーハラウンドの成功、2005年1月という交渉期限の遵守が確認されたほか、2003年9月にメキシコのカンクンで予定されているWTOカンクン閣僚会合で農業分野の合意を最大の成果とすることをめざすべきといった意見が出された。
 一方、WTO非公式少数国閣僚会合でもカンクン閣僚会合での成果を目指すべき分野についての議論が展開され、特に農業、エイズ治療薬の途上国での特許使用の特例、途上国優遇措置(S&D)、非農産品アクセスが重要との意見が出された。
 なお日本は、WTO農業交渉について、単なる関税の削減約束ではなく、食料安全保障や環境保護といった非貿易的関心事項への配慮も含めた包括的でバランスのとれた結果の追求が不可欠との主張を行ったほか、林水産物を含む非農産品アクセス交渉についても、天然資源の持続的利用の観点から、一律の関税引き下げではなく、品目ごとの柔軟性のある関税設定が必要であると主張した。【農林水産省】

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