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環境ニュース[国内]

G8環境大臣会合、水問題に焦点

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2003.04.28 【情報源】環境省/2003.04.28 発表

 2003年4月25日から27日にかけて、フランス・パリのフランス外務省国際会議場でG8環境大臣会合が開催された。
 今回の会合では主に「持続可能な生産・消費」、「国際環境ガバナンス(統治)」、「アフリカ」の3つの議題について討議が行われ、その成果を閣僚宣言(コミュニケ)として採択したが、日本で開催された第3回世界水フォーラム閣僚会議から数週間後という時期もあって、各議題の中でも、水の利用効率、安全な飲料水や基本的な衛生へのアクセスに関するガバナンスの原則、アフリカにおける国境を越えた河川流域管理と統合的水資源管理など水問題について特に焦点があてられた。
 なお鈴木俊一環境大臣は、「持続可能な生産・消費」に関連して、効率の良い資源投入を示す各国共通の指標として、GDPを資源投入量で割って求める「資源生産性」を導入し、物質フロー会計の共通手法を開発するための国際的な共同研究プロジェクトをG8が中心となって開始することを提案し、この提案を歓迎することが閣僚宣言の中にも盛り込まれた。
 この閣僚宣言は、フランスのバシュロエコロジー・持続可能開発大臣から、エビアンで開催されるG8サミットの議長シラク大統領に報告される予定。
 また鈴木大臣は会議の初日である25日にロシア天然資源省のオソキナ次官と2国間会談を実施、京都議定書の発効の鍵を握るロシアの早期批准を要請した。オソキナ次官からは「できるだけ早く批准しなければならない。全力で努力する」との回答があった。【環境省】

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