一般財団法人環境イノベーション情報機構
「気候変動監視レポート2002」を公表 2002年の世界年平均地上気温1880年以降2番目の高温に
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2003.04.24 【情報源】気象庁/2003.04.24 発表
気象庁は2003年4月24日、同庁ホームページで「気候変動監視レポート 2002」を公表した。このレポートは2002年の天候やエルニーニョ現象の状況、温室効果ガスやオゾン層の状況を報告している。
2002年の世界の年平均地上気温の平年差は+0.54℃で1880年以降1998年に続き2番目に高い値となった。また地球全体の二酸化炭素濃度は2001年のデータで産業革命以前の平均的な濃度280ppmより約32%増加した370.8ppmに達した。
なお2002年の日本の年平均地上気温の平年差は+0.53℃で1898以来5番目に高かったほか、3月にみられた著しい高温の影響で、東北地方以南のほとんどの地域でサクラが3月中に開花するという特異現象がみられた。一方、日本国内3か所で測定されている二酸化炭素濃度は2001年の371.8〜373.5ppmより微増し、373.8ppm〜375.8ppmとなった。【気象庁】