一般財団法人環境イノベーション情報機構
4月23日までに全国71の観測地点でさくらの開花を確認
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2003.04.23 【情報源】気象庁/2003.04.23 発表
気象庁は平成15年4月23日、これから咲く北海道地方のさくら(ソメイヨシノ)の開花時期は「平年並から平年より早い」と発表した。さくらの開花予想は14年まで2週間に1度だったが、14年春のさくらの開花が記録的に早く予想が追いつかなかったことから、気象庁では15年から予想を週1回ペースに変更。
23日に公表されたのは8回目の予想にあたり、札幌では平年値(1971年〜2000年の30年間の累年平均値)より4日早い5月1日、最も遅い開花が予想されている稚内でも平年より2日早い5月14日に開花すると予想されている。
なお3月18日に高知でさくらが開花したことが報告されてから4月23日までに、青森、八戸など全国71の観測地点でさくらの開花が報告されており、これら71地点の開花時期としては、松本、長野、高山の3か所が平年より1日遅かった以外は、平年値と同じか最大9日早かった。9日早かったのは3月19日に開花が確認された和歌山県の潮岬1か所。
平成13年4月に環境省がまとめた「地球温暖化の日本への影響2001」ではソメイヨシノの開花日が、この50年間に5日早まっていると指摘されている。【気象庁】